わかたけ訪問看護ステーション BLOG

メリークリスマス! 聖夜の勉強会!

2021年12月31日

みなさんこんにちは!

わかたけ訪問看護ステーションです!

12月も終盤に差し掛かりもうクリスマスイブとなりました。

クリスマスパーティをしている施設もありとてもみなさんの笑顔が輝いて見えます!

みなさんはどんなクリスマスをお過ごししているでしょうか?

 

さて

私たちわかたけ訪問看護ステーションは3名の看護師が在籍しております!それぞれ特徴を持って働いていますが、まだまだ知識として足りない部分もあるのも確かです!

そのため定期的に勉強会を企画して

それぞれで学んだ内容や今後取り入れられるものなどを共有・知識を増やしてご利用者様に、質の高い看護を提供できるようにしております!

 

第一回目として

パーキンソン病!

について勉強会を行いました。

 

 

病院では神経内科などに勤務された方でないと、病棟で深く関わる機会の少ない神経難病です。

重症度によって関わり方が変わったり、日内変動があるため症状をアセスメントするスキルが必要になります!

運動症状だけでなく、認知機能低下自律神経障害肺炎など一つの疾患で多様な弊害が起こるリスクがあること、診断がつくまでに時間がかかりやすいことなどが特徴としてあります!

 

【治療】

外科的治療薬物療法運動療法があります。

外科的治療の場合手術をおこなっている施設自体が少ないことと、厳しい適応基準があるためできる方が少ないです。

なので多くの方は薬物治療とリハビリテーションを行うことで運動症状の改善を目指します!

運動によりドパミン受動態の結合脳の増加、脳血流や神経栄養因子の増加、酸化ストレスの減少により、脳の可逆性が誘導されると推測されています。

 

運動療法の意義として、

・パーキンソン病の直接的な症状に対する効果

・直接的な症状から引き起こされる「不動」による廃用症候群の予防

・脳の可逆性が誘導されることによる神経保護作用

があります。

 

パーキンソン病を患っている方が抱える生活障害の状況に合わせて、運動能力の維持・向上並びに肺炎予防を目的とした安全で安楽に活用できるリハビリテーション看護としてナーシングムーブメントプログレムが有効です。

ナーシングムーブメントプログレムってなんですの?って思われている方も多いはず!

ナーシングムーブメントプログレムとは

長期意識障害患者と廃用性障害などを原因とした寝たきり患者の拘縮予防日常生活行動確立のために開発された要介護高齢者やパーキンソン病患者に効果を上げてきた技術です!

まだまだ未知の領域で、完治することはできないパーキンソン病だからこそ、ナーシングムーブメントという運動療法の可能性を信じて積極的に在宅でもリハビリを取り入れて行こう!そして、できるだけ進行を遅らせて、1日でも長く自分らしく暮らせる時間を伸ばして行こう!とみんなで話し合って、早速バランスボールを買ってもらいました!

罹患した方が如何に安全で安楽に自分らしく自宅で生活するのか、そのために看護としてできることは何かをみんなでカンファレンスする良い機会になりました。

今後もこのような勉会を内部行っていき、どんな疾患にも柔軟に対応できるな準備をしていきます!

 

次回はなんの勉強会をしましょうか!

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